mosquitto が Windows 用 64 bit ビルド版をリリースしているみたい(結構前からですが)なので、改めて 64 bit 用に環境を構築し直しました。
その備忘録です。
mosquittoとは?
MQTTで通信を行うためのライブラリです。
MQTTで通信を行うためには、以下の2つが必要です。(MQTTの仕様そのものについてはここでは説明しません。ググってください(><))
- ブローカー(サーバー)
- クライアント
通常はブローカーとクライアントライブラリは別々に公開されているのですが、mosquitto は、両方含まれています。
Windows 用 64 bit 版の mosquitto ブローカーを動作させるまでの手順
OpenSSLをインストール
mosquitto の前に OpenSSL をインストールしておかないと、mosquitto を正しくインストールできない場合があるみたいです。
こちらからダウンロードできます。
インストール後、環境変数(Path)に、以下を登録します。
C:\OpenSSL-Win32\bin
※ OpenSSL は、1.0.2 以前のものである必要があります。(1.1.0 はNG)mosquitto のインストールで使用する libeap32.dll と ssleay32.dll が 1.0.2 以前のものしか入っていないため。
参考
Step by step installing and configuring Mosquitto with Windows 7sivatechworld.wordpress.com
mosquitto をインストール
こちらからダウンロードできます。
本記事では mosquitto-1.6.0-install-windows-x64.exe (~360 kB) (64-bit build, Windows Vista and up, built with Visual Studio Community 2017)
をダウンロードしました。
pthreadVC2.dllをmosquittoフォルダに入れる [#ed6324fa]
mosquitto を使用するためには、ただインストールするだけでは使えないそうです。
別途「pthreadVC2.dll」が必要とのことです。
\pc12004\BackUp(共有)\14-電子ソフトグループ共有資料\70-OSS\pthreads
zipを解答し、以下のファイルをmosquittoフォルダの直下にコピーします。
Pre-built.2\dll\x86\pthreadVC2.dll
うまくいかないとき
以下もインストールするとちゃんと動作するかもしれません。
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x64)のインストール
もしかしたら不要かもしれません。
Visual Studio 2017 用 Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (x64)のインストール
以下が表示された場合のみの対応でよいです。
コンピューターに VCRUNTIME140.dll がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。
こちらからダウンロードできます。
コメント