前回の続きです。
今回は、SSH で ローカルにある Django のプロジェクトファイルを、EC2 へアップロード(コピー)することを目標とします。
SCP クライアントの用意
EC2 上で動作している ubuntu は、SSH のサーバーとして動作しています。
ですので、SSH による遠隔ファイルコピーが可能なのですが、それをするためにはローカルに SCP が実行可能な環境を用意する必要があります。
Windows では、SCP クライアントとして WinSCP という OSS があるので、今回はそちらを利用します。
WinSCP のインストール
下図のように「WinSCP-XXX-Setup.exe」を選択します。
インストールすると、以下のように起動します。
EC2 へ SCP できるようにするための設定
EC2 のインスタンスの IP アドレスを取得します。
AWS のサービスより EC2 を選択し、以下のように「実行中のインスタンス」を選択します。
「IPv4パブリックIP」に該当するところが、SSH 先のIPアドレスになります。
WinSCP の設定画面にて、以下のように入力します。
「ホスト名」は上記のIPアドレスになります。
パスワードではなく、秘密鍵を使用するため、「設定」を押します。
「認証」を選択し、秘密鍵(****.pem)を選択します。
その際、以下のようにPuTTY形式にして良いか聞かれるので、基本OKでいいです。
接続します。
警告は「はい」でいいです。
すると、EC2 上の ubuntuと接続されました。
SCP で EC2 へファイルをコピーする
アップロードするフォルダを右クリックして、アップロードを選択します。
(今回は myfirstapp という Django のプロジェクトフォルダをアップロードします)
転送モードバイナリで OK します。
すると、少し時間がかかりますが、EC2 上にフォルダがコピーされます。
EC2 の ubuntu 上で確認してみると、
(py36) ubuntu@xxxx:~$ ls
myfirstapp py36
となっており、 myfirstapp がコピーされていることが確認できました。
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