首題の件ですが、 Redmine に EasyGantt というプラグインを入れることにしました。
目的としては、このプラグインを入れることで、ドラッグアンドドロップでガントチャートが引けるようになるからです。
ガントチャートの運用で一番の問題点は、メンテナンスだと思っています。例えば予定を変更する際に、わざわざ日付を手入力するのはかなりのストレスです。それによって、結果的にメンテナンスが置き去りにされて、最終的にガントチャート使わなくなるという流れを今まで何回も経験してきたので、それに終止符を打つべく、 EasyGantt の導入を試みました。
しかし、このプラグイン導入がなかなかてこずりました。
その備忘録を残しておきます。
前提
環境
- Redmine は Docker で運用している
- Redmine のバージョン:
3.4.5
1 - 使用しているDB: mysql
- mysql のバージョン:
5.7.21
2
- mysql のバージョン:
- Docker が動作しているOS: Windows 10 Pro (Docker For Windows で運用)
- docker-compose を使用している
概要
先にハマったポイントを列挙しておきます。
- volume のマウントがうまくいかない
- プラグインの導入方法が、 docker-redmine の公式 に書いてある方法ではうまくいかなかった
手順
結果的に、成功した手順を載せます。
EasyGantt のプラグインを公式からダウンロードする
以下から無料版をダウンロードしました。
ダウンロードしたら EasyGanttFree-3.x.zip
を解凍して、docker-compose.yml の存在するディレクトリに置きます。
docker-compose ファイルを修正する
version: '3.1' services: redmine: image: redmine:3.4.5 container_name: redmine restart: always ports: - 3000:3000 environment: REDMINE_DB_MYSQL: mysql REDMINE_DB_PASSWORD: example http_proxy: XXXXXXXXXXX https_proxy: XXXXXXXXXXXX volumes: - files:/usr/src/redmine/files # ↓これを追加 - easy_gantt:/usr/src/redmine/plugins/easy_gantt networks: - common mysql: image: mysql:5.7 container_name: redmine-mysql command: mysqld --character-set-server=utf8 --collation-server=utf8_unicode_ci restart: always environment: MYSQL_ROOT_PASSWORD: example MYSQL_DATABASE: redmine http_proxy: XXXXXXXXXXXX https_proxy: XXXXXXXXXXXX volumes: - mysql:/var/lib/mysql networks: - common networks: common: external: true volumes: files: mysql: # ↓これを追加 easy_gantt:
Docker で普通に Redmine を起動する
PowerShell を起動して、以下コマンドで Redmine を起動します。
$ docker-compose up --build
以上で完了のはずです。
追記
これだけだと、コンテナ内にプラグインが展開されていないことがあったので、その場合は以下を実行しました。(コンテナの外側から)
$ docker cp .\easy_gantt\ redmine:/usr/src/redmine/plugins
これで、コンテナの外側からプラグインをコンテナ内に配置できます。
Redmine で確認
上記のように 「Easy Gantt」と表示されていれば、とりあえずプラグインのインストール自体は成功みたいです。
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