先週のニューヨークは大きく下げて引けました。
理由はいろいろ言われていると思いますが、個人的にはアメリカにおけるコロナ第2波の恐れが現実的になってきたからだと思っています。(一説には、そもそも第1派が終わっていないという話もありますが)
コロナ関連のニュースについてはWeb上に溢れているのでここでは詳しく取り上げませんが、以下のグラフがすべてを物語っていると思います。
見ての通り、世界全体での1日あたりの新規感染者数が過去最高を更新し続けています。
また、特にアメリカにおいてはここ数日で人数増加の加速度が増してきた&カリフォルニア等の西海岸で増加が顕著になってきています。(こちらに詳細なデータが公開されています)
以上を踏まえ、個人的には、来週の株式市場の動きとして、以下を想定しています。
- ダウ平均や日経平均は 6/15 のボトムラインを割って下げる
- ただ、中央銀行の強烈なサポートがあるので、下値は限定的(具体的に、日経平均で言うと過去のサポートラインが作用して下がっても21000くらいで止まりそう)
なので、今のところの考え方としては、保持している現物株式を売るという選択はないかなと思っています。
しかし、ヘッジはしておこうかなと思い、主題のとおりヘッジトレードアイデアを考えました。
後々見て、このアイデアがどうだったか反省できるように備忘録として残しておきます😎
ここに書いてあることは、あくまで素人で実績のない個人のアイデアです。
なるべく確証性の高いソースを探しているつもりですが、私の捉え方や解釈が誤っていたり、そもそも内容に誤りがある可能性もあります。
なので、決して他人に勧めているわけではありません。
自分で言うのもなんですが、参考にしないほうがいいと思います!
日経平均とS&P500のロングショート
いきなり結論ですが、アイデアとしては、日経平均をロングして同額のS&P500をショートするというものです。
はっきり言って、アイデアという程のものはないほど単純です😅
しかし、過去の傾向では、アメリカ市場をロングして日本市場をショートするというロングショート戦略がかなりのパフォーマンスを出しています。
なんでこの期に及んで逆のことをするのか、そして何故それがヘッジなのか、その理由について、以下述べたいと思います。
ファンダ的視点
新型コロナウィルスの新規感染者数は、アメリカと日本では文字通り桁が違います。
6/26 の新規感染者人数は、日本では87人ですが、アメリカでは47341人です。(こちら(日本のデータ)とこちら(アメリカのデータ)を参照)
リンク先に掲載されているグラフを見ても一目瞭然ですが、人数の伸び方も全く違います。
基本的に日本市場は特に株式においてアメリカ市場との相関が高いです。
特に、日経平均はダウ平均に後追いする傾向が強いです。
なので、こういうファンダ的要素はそんなに重要じゃないのかもしれませんが、個人的にはこの新規感染者人数の差は無視できないかなと思っています。
テクニカル的視点
まず下のチャートは、日経平均とS&P500をロングショートした場合の2004年からの週足チャートです。
トレンドチャネルを適当に引いていますが、長期では基本的に下降トレンドであることがわかると思います。
しかし、市場が暴落したときは、S&P500のほうが大きく下げる傾向があり、2018年のブラッククリスマスやコロナショックのピークなどは、日経平均が相対的に上昇していることがわかります。
次に、最近の日足チャートが以下です。
3月下旬にS&P500が大底を打った際は、相対的に日経平均が凄い勢いで上昇していますが、すぐに元の割合に戻っています。
そして、最近は日経平均が相対的に強い勢いになっており、緑色のトレンドチャネルを形成しているように見えます。
日経平均はこの緑色のトレンドラインから赤色のトレンドラインのレジスタンスまで、つまり8月から9月にかけて、S&P500よりも相対的に強い可能性があると予測します。
具体的な方法
まずは同額でロングショートを仕掛けますが、狙い通りショート方向にワークしてきたら少しづつ日経平均のほうを切っていこうと思います。
ただ、自分で書いていてそれほど自信はないので、そこまで大きい額で張ろうとは思ってません。
まとめ
よくあることなのですが、ブログを書いていると、どっちかというとヘッジトレードというよりは、アクティブトレードに近いんじゃないかという気がしてきました。
なので、一応トライしてみますが、素直にキャッシュポジションの割合を高めるという選択肢ももうちょっと検討してみます。
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